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ソウルワーカーの世界

CHAPTER 01大災厄

昼下がりの公園は、眠気を誘う心地良い日差しに照らされ、
いつもと変わらずのんびりとした時間が流れていた。

しかし、この平凡な日常はすぐに消えた。

近くの駅から急に人々の叫び声が聞こえたかと思うと、
空が暗く曇り始め、若い女の悲鳴のような、
空気を引き裂く強い風が吹き荒れた。

人類がかつて経験したことがない巨大な竜巻が起こったのだ。
竜巻は瞬く間に駅周辺のビルをなぎ倒し、道路を破壊し、
大型マンションは木っ端微塵となった。
竜巻は、まるで何かの生き物が呼吸するかのように、
破壊した建物や人々を次々と吸い込んだ。
ほんの数分前までここにあった公園は、
跡形もなくなっていた。

竜巻は駅裏の交差点でゆっくり止まった。
その瞬間、これまで見たこともない
奇妙な生物を大量に吐き出し始めた。
竜巻は数時間この異生物を吐き続け、
最後には力尽きるように消えていった。

世界の破滅は全て、ここから始まった。

 

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